佐野研二郎が、太田市ロゴ問題に関して反論「他の人もやっている」
群馬県太田市のロゴのパクリ騒動に関して佐野研二郎氏が文書で反論をしている。
その内容を要約すると「他のデザイナーもパクリはよくやっている、俺だけじゃない」というものだ。
実質的に「開き直り」「盗作」を認めてしまった形になるw
佐野 研二郎氏が手がけたロゴが、自分のデザインに似ているとして、アメリカ人デザイナーが提訴を検討している問題で、佐野氏はFNNの取材に文書で回答し、「一定の要件を満たすデザインはたくさんある」と反論した。
今回、文書で回答した佐野氏は、群馬・太田市の公共施設のロゴをめぐる問題で、黒い丸と直線で形成したようなデザインについて、「その要件を満たすデザインは、今、名乗りを上げておられるアメリカのデザイナー以外にも、制作されている方は、世の中にたくさんいらっしゃると思います」としている。そのうえで、「それが、誰か特定の人のアイデアとして認められ、ほかの人が使えないということであれば、デザインの世界では、できないことがほとんどになってしまうと思いますし、わたしはそうではなく、ほかの誰が使っても、問題のないものだと思います」と反論した。
一方、東京オリンピックのエンブレムについては、「わたしから、使用しないよう、お願いすることは考えておりません」とし、さまざまな意見や批判に対しては、「誤解もあるようですので、丁寧な説明を今後もしていきたい」とコメントしている。
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東京五輪エンブレムがダサい理由
東京五輪エンブレムがダサい理由という記事がハテブで話題になっていたのでピックアップ。
その記事を要約すると「デザインに躍動感がない」「東京開催を示したいTというシンボルと日本のシンボル日の丸を合わせてしまってチグハグだ」というものだ。
確かに、私が最初エンブレムロゴを見たときも「お葬式っぽい暗い」というイメージを抱いた覚えがある。
で、Tという東京を表すマークだけを残して日の丸を削るとベルギーデザイナーのデザインと全く同じになるというw
こんな簡単なデザインで2億円のマンションに住めるなんて楽な仕事だな。佐野研二郎が何故ここまで電通や博報堂に推されて大きい仕事をゲットできるのか気になる。天性の人たらしとか?
このロゴのメインとなるのはTの黒い縦線です。この黒い縦線は力強く、落ち着いた印象を与え、スマートです。全体的なデザインとしても鋭利であることが、シックでスマートさを強調しています。
これまでのオリンピックのロゴとも趣が異なっています。
しかし、このデザインは落ち着きすぎです。悪く言えば、華やかさが無く、お祭り感がありません。オリンピックという祭典のロゴとして考えると、地味です。配色としては、先の招致用の桜のリースや、扇子の方が鮮やかで躍動感もあります。
東京2020大会エンブレムTOKYO 2020 を読んでも選考委がこのロゴに決定した理由は分かりませんが、Tをあしらったロゴは「東京」を全面に押し出したかったのではなかろうかと。先にも述べましたが、近年のオリンピックのロゴとして、トリノやリオは開催地をイメージしています。
北京は京の漢字を、平昌はハングルを元にしており、国家と開催都市の両方のイメージを持たせていると考えられます。
1964年に開催された先の東京オリンピックは、「東京」よりも「日本」のオリンピックでした。1940年に中止になったのと、戦後復興の象徴でもあるが故に「日本」のオリンピックは悲願でもありました。先の東京オリンピックのロゴは国家の象徴である日の丸をモチーフにしたロゴになっています。
2020年の東京オリンピックは「日本」ではなく、文字通り「東京」で開催することに意義があるのでしょう。これは、石原慎太郎都知事時代において、何度もオリンピック招致をしたこと、コンセプトとしてコンパクトで東京内での開催を目的としていることらかも明白です。それ故に「東京」を表現するロゴが必要であったと。そう考えると、個人的にはTのロゴである理由が納得できるかなと。
そう考えると、本来「東京」の象徴であるはずのロゴに「国家」の象徴である日の丸を配している点がデザインとしてチグハグになっているかなとも。ただ、この日の丸がないと全体のバランスは異なるものの、例のベルギーの博物館とほぼ同じになってしまうのですが・・・。
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