ワタミが介護事業を売却する
1、概要
居酒屋大手ワタミが自社の介護事業を売却する予定であるという。
売却価格は200億になる予定。
介護事業の売却はワタミ関係者が漏らした話が発信源。
ワタミが介護事業を売却する理由は本業の飲食事業の立て直しのためだ。
財務改善を図るために売ってしまうのが目的。
2、管理人の感想
ワタミは介護事業自体が不振というわけではないんだよな。
下記のソースに介護事業は黒字とあるし。
本業の飲食事業を立て直しのために順調な介護事業を高値で売れるうちに売ってしまおうというのが渡邊美樹の考えなのかなと分析している。
なお介護事業の方は数件訴訟を抱えているみたいだけどねw
そうえいばこの前、ワタミ系列の居酒屋に他の店が空いていなくて入店したらガラガラだったよw
土曜の夜でそこそこ賑わっていないといけない曜日なのに閑古鳥が鳴いていた。
メニューや価格設定自体は悪くないんだけど、ブラック企業というイメージがついてしまったからね。
名誉とか風評被害は一度害されると回復は難しいのだなということを実感する。
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ニュースソース
ソース1
業績不振の居酒屋チェーン、ワタミ が主力事業の一つである介護事業の売却を検討していることが明らかになった。
実現すれば200億円以上の案件になる可能性がある。
本業の外食事業が顧客減少に苦しむなか、介護事業の売却で財務の建て直しを図るのが狙い。
事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
外食の顧客減少や介護事業の施設入居率低下から、同社の前期(2015年3月期)連結決算は、最終損益が129億円の損失と2期連続の赤字を計上、3月末の純資産は100億円に目減りしていた。
本業の外食事業では顧客数(既存店ベース)が前期を通じて毎月、前年を下回り続け、今年度も減少に歯止めが掛かっていない。
ワタミの広報・CSR室長、中川直洋氏は介護事業について「売却は全く検討していない。事業しているといろいろ話は来るが、売却について具体的な話はない」と述べた。報道を受けて、同社株 は一時、前日比10%高の1121円を付けた。
同社は前身の渡美商事が84年に居酒屋チェーンとして創業、00年に東証一部に上場した。創業者の渡邉美樹氏は現在、自民党所属の参院議員。
04年には介護事業に参入し、運営する有料老人ホームは首都圏など全国で111カ所で展開している。入居者は6300人超。同分野の前期収益は入居率低下で前の期比66%減益となったものの、事業別では最大の黒字を確保している。
ソース2
「今度のメニュー変更は絶対に失敗できない。外食事業の黒字化を何としてもやり遂げる」。ワタミの清水邦晃社長は今年9月に予定する「和民」「坐・和民」のメニュー刷新についてこう決意を述べています。
ワタミの既存店売上高は4~5月も前年同期比で11%減少し、失敗が許されない状況にあります。国内店舗の約5割に当たる300店は「和民」「坐・和民」が占めるだけに、総合居酒屋の復活は避けて通れませんが、ブラック企業という肩書が絶えずついてまわるので、黒字回復は相当の難易度のような気がします。
「介護事業を売却したらどうか」「増資は検討しないのか」――。22日に開いた株主総会では、株主から財務改善に関する質問が出ました。株価はここ1年で約3割下落しており、株主がいらだちを募らせるのも無理もありません。
清水社長は「いろいろな話が持ち込まれているのは事実だが、今は事業再建に全力を注ぐ」とかわしましたが、今後創業である居酒屋を含む外食事業を立て直さないと、総崩れになってしまうので、外食事業以外を一旦手放す決断するかもしれません‥。
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